武田 行由
2023年5月19日

入社理由
元々は都内の組織設計事務所に勤務していました。第一子が生まれ、子育てについて考えた時に妻の地元である石川県で、少しでも身内が近くにいた方が安心して子育てもできるかなということになり、金沢にある設計事務所数社に対してエージェントを通して書類を提出しました。その後のレスポンスは社長の山岸が抜群に早かったです。誰に対しても素早く対応するということは発注者への信頼を得る上で大事なことですし、社長である山岸自らがそのように動いているのを目の当たりにして、この事務所なら安心だと、ある意味直感的なところで入社を決めました。
今まで印象に残っている仕事は?
正直なところ、山岸設計入社後に担当するプロジェクトはどのプロジェクトも印象が強いので一つ挙げるのは難しいです。強いて挙げるとするならば、やはり国立工芸館ですね。国内で前例のないものを創り上げるには精神的にもかなり疲弊していました。笑
先輩スタッフと2人で設計から工事監理まで行う中で、発注者である石川県の担当者に支えられていた面もあります。県の担当者とは苦労を共にしたという認識からか、冗談を言い合える良好な関係を築き上げられました。結果的に完成した建物は様々な建築関係賞も頂き、さらには国際的な建築賞も頂くことができました。国内に前例のないものを担当できたことはこの上ない経験ですし、貴重な財産になりました。


金沢マラソン2023ゴール後にランニングチームのメンバーと。
どんな設計者を目指している?
各プロジェクトの企画、設計においては常にチャレンジ精神を持って臨むことを意識しています。何かにチャレンジするということは、経験のないことを考えることになる。最後までやり切るには自己研鑽に励み、新たな知識を身につける必要がある。そのチャレンジを通して大きく成長できると思っています。既成の考えに囚われず、常に成長し続けられる設計者でありたいですね。
(仕事以外では趣味でマラソンをやっています。 車で通るだけだと見過ごすようなものが走っていると見えてくるし、街並みを見ながら走るのが気持ち良いです。 市内のランニングチームに所属して石川県内に限らず県外の大会にも参加して、 普段見られない街並みを見ながら充実したリフレッシュの時間になっています。)
若手スタッフに求めることは?
私自身が目指すチャレンジャーであることは若いスタッフにも意識してほしいと思っています。技術的なものは経験を積んできた先輩スタッフのサポートやアドバイスを受けて実現させるにはどうしたら良いかを考えていけば良い。失敗は成功の基という言葉の通り、成長のための失敗は臆することなくどんどんしてほしいです。企画、提案にあたっては一人では出せないような発想、アイディアをチームでブレストしながら最善のものを考えていくので、何事にも好奇心を持ってほしいです。
志望者へのメッセージ
山岸設計は年齢や経験に囚われず、自由にアイディアを言い合える雰囲気の中で設計を行うことができる設計事務所だと思います。個性を活かした建築を実現させるために一緒に考え、悩み、様々なことにチャレンジしてほしいです。皆さんと一緒に地域に貢献できる建築づくりができることを楽しみにしています。